レクサス車の電気回路改善
「レクサスの電気回路の改修」（最新のレクサス車の電気回路の惨状ったら…
レクサスIS350（2023年式）の施工依頼を受けた際、バッテリーマイナスから出ているアース線は1本のみでボディアースでした。
が、その肝心のメインアースがボディに直接接続されていない。
艶消し黒のブラケットを介してボディにボルト止めされているのみの状態。
これでは車両に搭載されている全ての電気で動作している機器や部品が本来の性能を出せる電圧に達していない事が推察されました。
そして今回の施工作業。
内容は、
・ボディアースをモノコックのフレーム的な部分に延長増設。
・シリンダーヘッド（V型エンジンなので両バンクにそれぞれ）に専用の電気回路。（点火プラグの火花を正常化する）
・電子制御スロットルにも専用電気回路。（電スロのタイムラグを無くす）
・排気系の静電気を逃がす処置はオーナー様の要望で省略。
結果は、
・電子制御サスペンションが本来の性能を取り戻した。街中ではサルーンの乗り心地。高速道路ではクルーザー、ワインディングではスポーツカーの脚に的確に変化するようになった。
ゴツゴツした乗り心地とはおさらば！
・ATの変速マナーの性能が開発品質のレベルに回復。
ギクシャク感ゼロ。
（電子制御スロットルがECUからの指示にタイムラグ無く動作してエンジンの回転合わせを行えるようになった）
シフトアップ•ダウンの変速が瞬間で完了し、しかも超スムーズ。
（特にブレーキを踏んで減速していく時のダウンシフトを車のコンピューターが上手にするようになった）
・エンジンのパワートルクの性能が開発品質レベルに回復向上。
・燃費については、下道オンリーでの比較で、9.5km/Lから11.5km/Lに。
とりあえずそんなとこ。
ほぼ、カタログに書いてある通りの性能に直すことができました。
