「自動車の電気のスペシャリストが考えるワッキーアーシング」
ワッキーアーシングの特徴的なところは、車両に存在する「電気を必要としている部品」の全てが、必要とする電圧で動くようにDC12vの電気回路を組み立てること。
(オルタネーターの発電電圧はMAX 14.4vなので、厳密に言えば DC14.4v回路)
ディーラーの整備マニュアルなどでは、工場出荷状態の車両のボディのどの部分でアースをとっても14.4vの電圧が確保できるという前提で「自動車の電気」を捉えていることが大半ですよね。
ところが実際の車両では、そんなことはありません。
電気回路の至る所が電気抵抗だらけで、車両に搭載されている機器が本来必要とする電圧を完璧に満たしていることはとても少ないのです。
電気を必要としていない部分までその電圧を確保する必要はありませんが…。
(例えばエアコンのコンプレッサー本体にアース線を増設している車両を見たこともあります。(笑))
話を戻して…、
その電気を必要としている機器である
・エンジンの点火プラグ
・電子制御スロットルのサーボモーター
などなどは、きちんと適正なアースをひいて機器が必要としている電圧を確保しています。
またボディアースに関してもそうです。
(ボディはボディでも、ボディのどの部分に接続するのかが問題ですが。)
車両に搭載されている電装品は、100%ボディアースを介して直流電気回路を形成しています。
なので、ボディアースを完璧に整えると、電子制御サスペンションにエアサスや4輪操舵機構、オーディオなど
全ての性能がようやく本来の仕事をしてくれるようになるわけです。
【以下、編集途中】
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