プジョー版の同じATである、AL4型も同様の評価だった。
しかし当時から「ワッキーアーシング」を施してやることで、癖のない普通のATになることが証明されている。
問題点は、たった二つの理由だけ。(特にカングー1 プジョー206等)
1: ATユニットが求める定格電圧に達していない。
これは、純正のアースの接続方法と接続ポイントが良くないだけ。
間接アースなので、電気を必要としている部品がある所までの間に幾つもの電気抵抗を増やす原因だらけで、定格電圧に達していない。
乾電池1本の1.5vで豆電球点ける時に1.0vしかかかってなければ「暗い」のと同じこと。
たったそれだけのことが大きな要因なのである。
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2: AT用制御コンピューターのノイズ落としが出来ていない(足りない)だけ。
ルノー版は、コンピューター本体をゴムバンドでバッテリー横の塗装された鉄板に貼り付けてあるだけ。
プジョー版は、一応コンピューター本体がバッテリー横の塗装された鉄板にボルト止めされていて、その鉄板の塗装された部分に平型ギボシを介して細いリード線がバッテリーマイナスターミナルへ繋がっている。
要するに、ルノーはエンジンルーム内のノイズの嵐によるコンピューターへの悪影響を無視。
プジョーは、一応ノイズを落とそうと努力はしているが全く不十分だったというわけだ。
「ワッキーアーシング DP0」
「ワッキーアーシング カングー1」
でググれば、関連情報が記載されたページを見つけることができる。
以上、とても懐かしい「我が青春時代」みたいな話をしてしまった私。w
ps。
耐久性に関しても、シフトショック等がほぼ無くなるので、新車に近い頃から施工していた車両なら、
この「10万キロもてばいい方」と呼ばれていたATですが、
老舗のカングーイベントで、15万キロ・20万キロノートラブルなオーナーさんと何名もお会いしたことがあります。