BMW 3.0CSL (1972式) ワッキーアーシング施工。
なんと、50年前のスーパーカーのワッキーアーシング施工の依頼を受けました。
まず、アースポイントの探索などなどをした結果、
純正ボディアースポイントが錆で朽ち果てる可能性がある位置だったり、
当時のドイツの電気に関する常識が現在の常識とはかなり違いました。
なので最新の理論にマッチした状態に仕様を刷新する作業や、何度目かわかりませんが過去にも交換歴のあるターミナル等の交換(もちろん最新の理論で作られている物へ)を行いました。
加えて、シリンダーヘッド直のポイントにもひきたかったのですが、残念ながら空きボルト穴などが一切無く、間接アースとはなりましたが点火プラグの火花をある程度最適化する施工を行いました。
【施工レベル】
さて、オーナーさんの感想は?
----------
アーシングの後帰り道で驚いたのは、セカンドに入れクラッチを繋いだ時に、一瞬ホイールスピンしたことです。
明らかに低速トルクが上がりました。
高速道路では4500回転で重く感じていたエンジンが、5000回転近くまできれいに回るようになりました。
その他気づいた事は又お知らせ致します。
----------
ということで、50年前より調子が良くなったかな。
新旧ボディアースポイントの腐食防止等も行いましたので、電気的にも錆対策的にも末長く良いコンディションでお乗りいただけると思います。
もうこれは、工業的歴史遺産のようなレベルの車ですので、末長く快調に走り続けていただけると幸いです。
「単なる、いわゆるアーシングとワッキーアーシングのレベルの差について」
【Facebook】