【導電グリスなどの使用方法】
●コンタクトZの使用方法
コンタクトZとは、普通の鉛筆のことです。 各接続ポイントを磨き脱脂洗浄した後、鉛筆をスリスリ擦り込んでください。 接続ポイント・端子の表面の微細なデコボコを埋めて鏡面に近づけることで 接触面積を広げ導通性をアップすることが出来ます。 見た目では鏡面仕上げになっていても点接触が沢山あるだけの状態なので、 その隙間を埋めて面接触に近づけるのです。
●導電グリスの使用方法
キット付属の導電グリスは、各接続ポイントにケーブル端子を取り付ける際に ポイントと端子が触れ合う面に塗布してください。 導電グリスを塗布しないで装着し、年月が経つと、 ポイントと端子には目には見えないですが隙間があり、 その隙間にに微細な埃や湿気が入り込みます。 そうすると導通性が徐々に失われて電気抵抗が増えていきますので、それを防ぐための対 策です。 今までのテストでは、この導電グリスを塗布してアーシングケーブルを装着すれば、 3年以上メンテナンスフリーで初期の体感が維持できます。 (キットに付属の導電グリスは、コパスリップという商品名です。)
●接点復活剤の使用方法
キット付属の接点復活剤は、 バッテリーマイナスターミナルにアーシングケーブルを取り付ける際に 各端子・ターミナル金具が接触する部分に塗布してください。 バッテリープラスターミナル棒・マイナスターミナル棒にも塗布してください。 導通性がアップしてよりアーシングキットの効果が上がります。 また、バッテリーターミナルの鉛・ターミナル金具の保護にも役立ちますので、 アーシングを施しているいないに関係なく、 今後のメンテナンスのために市販の接点復活剤のご購入もお勧めします。 (キットに付属の接点復活剤は、サンハヤト製の接点復活王という商品名です。 別途、お買い求めになられる場合は「ワコーズの CR-W ウェットタイプ」を推奨します。 )
接点復活剤の寿命は車種や搭載エンジンの種類にもよりますが、一般的なエンジンルーム の熱環境では1ヶ月~3か月程度です。
(熱のため徐々に乾燥してしまいます) 定期的に点検をし、接点復活剤が乾燥する前に再度スプレーしてやると良いでしょう。 浸透性ですので、メンテナンスの際はターミナル固定ボルト・ナットを緩める必要はあり ません。
●ノーメンテナンス化処置を施した場合
接点復活剤スプレーを塗布する必要はありません。