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経験欲

所有欲の強い人は世間に多いですね。
私も人並みに、あれが欲しいこれが欲しい と思いますが、
所有欲が強い人 の分類には入らないよなあ。と自分で思うわけでして。

それじゃあ、どんな分類か?カテゴリーか?範疇か? というと 経験欲が強い人 だと
自分では、非常に強く思うわけでして。



 
若い頃からいろいろ経験してきました。
ヤマハ音楽教室にも行ったし。(スネークマンショーの一節ではなくマジでw)
中学時代は、スキーも2級レベル(試験受けなかったけど)と言われるところまではチャレンジしたし。
高校から始めたヨットでは、日本一にはなれなかったけど、それに近いところまでは(日本ニ)経験した。
車でも日本中アチコチのサーキットで走行体験してるし・・・。

また、大勢の前でスピーチしたいと思った時代もあって、数百人の前でスピーチもちょくちょくしたし
1000人を超える人の前でMCも何度かした。

映像作品も、小学生の頃を皮切りに高校の時にも何本か作ったし
順序は違うけど(まだ10年前)、AGR2001映像部というのもやったなあ。^^;

とにかく若い頃に、経験したいと思ったことはほとんど経験してきたかもしれない。

そして、32才の時に精神に破綻をきたし(身体の不自由さを若さでかばってた限界を超えたんでしょう)
数年間、お隠れにwなった。

そしてルノー業界で、かゆいところにてがとどくコメントを掲示板文化だった20世紀の末ごろから
書きだすようになり、自分のHPも作成。
もちろん、自分の掲示板も、困った人たちの駆け込み寺的空間となった。
おかげで、未だに「ワッキーさん」で検索すると私のHPがトップに出るという不思議さ。(何年経ってるんだ?)

そして、アーシング。
自称だが、これに関しては、あそこまで商売抜きで突き詰めた人は、日本に何十人もいまい。
流行は去ったが、車と電気の関係は変わらない。
完全なEVになったらどうかわからないが(直流12Vで動く補記類が残るのかどうなのか?)
内燃機関を12Vの鉛バッテリーで動かしているハイブリッド車でも基本は変わらない。
なんでも来いだ。

しかし、2009年のお盆明け。
アスペルガーみたいな精神科ドクターに主治医が突然変わり
2~3年かけて変更しなければいけないSSRI(抗鬱剤の一種)を
たった2ヶ月で変更されて、とんでもない離脱作用を発症し
正直、「ああ、もうこのまま私は死ぬな。」と何度も思った。

だけども、力になってくれた友人たちのおかげで、2010年の10月頃から日常生活ぐらいは
なんとか自力でできるようになってきて、
「ふー、これでなんとか」と思ってた矢先、
2011年の1月に白血病にかかっていることが発覚。そのまま抗癌剤治療に入る。

そして、今だ。
まるで、お手本のように、白血病の治療も進み、たった半年で治療完了。
先端医療の範疇に入るのかな?冷凍保存してあった発症直後のがん細胞うじゃうじゃの骨髄を
検査機関で調べてもらったが
染色体異常も優良の範囲に入ってたらしく、再発しない率も60%ぐらいいけてる。

要するに、生死のかかった状態になってみたい。という私の経験欲までも満たされてしまった。

生きたい生きたいと思ってるのに治らない人たちには、なかなか言えることではないが
実際、私の経験欲の中に、このこともあったわけで。
(私は、若い頃から、死にたい死にたい、この世に何かを残して華々しく散りたいと思ってた人だった。)

後から入院してきて、スタコラサッサと先に退院していってしまって申し訳ないと思うけど。
何か私にはまだ、生きてやる使命が残っているということなのだろうか?

さて、私は何をするべきか?
退院してきてからの1週間、考えてみた。

今の私に足りないもので、経験したいもの。
それは、自分一人っきりでも楽しめる、「ひとりあそび」。
しかも、若い頃にくるまいじりをして「ひとりあそび」してた時のような体力は、
もうこの四捨五入したら50才のオッサンには残ってない。今は無理。^^;

それは、なんだろうな?
まだ答えは出てない。

写真は、小学生の頃から一応、趣味なのではあるが、
被写体探しのためにあっちへこっちへ出歩く体力がない。

また幼い頃のように ヤマハ音楽教室へ行って、エレクトーンでも習うか?
それとも、知り合いがやっている絵画教室を見学にいってみるか?

答えはまだ出ない。

とにかく、経験欲が強いんだなあ。ということだけは、再確認できた。

こう言う事を書くと、毎日額に汗して働いている人からは、怒りをともなった
ダークなオーラのコメントが来たりするわけだが、
浮世離れした生活は、何も私が望んでしているわけではない。
そういう運命のもとに私は生まれてしまったのだからしかたがない。

私だって、毎日毎日フルタイムで何かをしたいと思ってるよ。
でも、できないの。しかたないでしょう。

ま、そういう、病の経験の少ない人の理解なき暴力は、華麗にスルーして
まあまだ何が何を呼び寄せるのか、よーわからんので、
テキトーに楽しくなることをイメージしまくってみてみてみておこう。

そしたら、向こうの方からやってきてくれるに違いない。

今までだってそうだった。自分から取りに行ったことってほんとにほんと、無いんじゃないかな?

向こうの方からやって来た「こと」を受け入れる。
それが、私の経験欲とマッチして、
こんな破天荒?ドラマチック?な人生を経験させていただいているわけだから。
 
by wakky-yowdow | 2011-07-17 03:21 | ・つぶやき | Trackback | Comments(4)
Commented by Clio7010 at 2011-07-21 16:24 x
経験欲というのは人間の人間たる欲求ですよね。
動物にはないものです。

僕は昔からワッキーさんの文章を読ませていただいてて思うのはとても考察が「アート」ですよね、そして文章がお上手です。
たとえば何かのテーマの研究と論文に着手してみる、というのは如何でしょうか?
なぜだかわからないのですが僕は昔からワッキーさんがきっとこの人(というか作品)が好きになるに違いない、と思ってる人がいまして。
それはサンティアゴ・カラトラバ(Santiago Calatrava)という人です。シゴトの関係で実物をいくつか「視察」したことがありますが、日本では建築と土木(橋)は別業種(監督官庁も別セクション)のため、このような「総合構造芸術家」がいません。
彼の作品を見ると人間が天(神)にこぶしを振り上げているような、そんな感じを受けます。大きい橋や高いビルにもそんな感じがありますが、もっと直接的に挑戦的な何か。

別にカルトラバでなくても、「人が天にこぶしを突き上げている」ような作品や人生、いっぱいあるように思いますが、ワッキーさんの感性での研究論文が読みたいと思うのは僕だけでしょうか?(笑)
全然興味なかったらゴメンなさい(汗
Commented by wakky-yowdow at 2011-07-23 20:21
>Clio7010さん 
即答できなくて何度もSantiago Calatravaさんの画像検索画面を
見てたじゃないか。<生真面目な私。

と、レスが遅くなった言い訳はこれくらいにして。
私の文章って、良い風に解釈してくださる方って時々おられて
恥ずかしいばかりです。
私も、ありきたりの文章じゃつまらないなあって思って
韻を含ませたり言葉遊びはしてますが、どこがどう良いのか
自分でさっぱりわからないでいます~。^^;

でも、この人のことは心に留めておきます。
ある日突然目覚めるかもしれませんしね。^^

でも、正直な表現していいですか?
みかんの皮のむきかけ みたいな建物とか、
猿沢池のカメにあげる麸みたいなビル。
強烈なインパクトでした。

F1のアブダビGPの建物ももしかしたらこの人の作品かしら?

んで、研究論文ですが、こんなふざけた文章の論文発表したら
(論文みたいにしっかりした構成で書ける自信もありませんが)
世間が怒ると思います。w

だれか、このブログの白血病日記でもそのまま出版したい人いませんか~~。
契約料、お安くしときますぜ。(笑)
Commented by Clio7010 at 2011-07-28 13:41 x
>F1のアブダビGPの建物
Yas Marina Circuitですねぇ~。これはドイツのティルケさんだと思います。
http://www.tilke.de/

スタンドのテント屋根は世界の太陽工業さんですね(笑)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20091109/536788/

たしかにカルトラバの影響の濃い感じですがオリジナルの完成度と比較してしまうと(汗

生真面目にティルケさんのページもご覧クダサイ(爆)
Commented by wakky-yowdow at 2011-07-29 00:32
>Clio7010さん 
なるほど~。再び生真面目に拝見しましたが、前の人のと違っていろいろな雰囲気のが混ざってますね。
アブダビのだけが似てるというか。^^;

日本が世界に誇る太陽工業。すばらしい。